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App Store ローカライズガイド:掲載情報とスクリーンショット

App Store と Google Play のローカライズを実践的に解説します。言語の選び方、掲載テキストとキーワードの調整、スクリーンショットのローカライズまで取り上げます。

アプリストアのローカライズとは、ストアの掲載情報(アプリ名、サブタイトルまたは短い説明、キーワード、説明文、リリースノート)と、スクリーンショットやプレビューを、対象にする言語ごとに翻訳し、調整することです。まず自社のアナリティクスが示す市場から始め、掲載テキスト、次にスクリーンショットをローカライズし、公開する前にネイティブスピーカーにすべてを確認してもらいます。スクリーンショットは、文字が画像の一部になっているため、たいてい最も手間がかかります。デザインファイルから書き出し直す、言語ごとに撮影する、またはすでにある App Store のスクリーンショットを翻訳する、といった方法があります。

以下の手順は、App Store と Google Play のどちらにも当てはまります。

各ストアでローカライズできるもの

App Store(App Store Connect)

App Store Connect では、言語を追加し、言語ごとにローカライズしたメタデータを入力します。これは、Apple のアプリ情報のローカライズで説明されている通りです。ローカライズできる項目には、アプリ名、サブタイトル、説明、キーワード、このバージョンの最新情報(What's New)の文章、スクリーンショットとアプリプレビューのほか、サポート URL、マーケティング URL、プライバシーポリシー URL があります。

ローカライズがどう表示されるかは、いくつかのルールで決まります。

  • ローカライズは、言語設定が一致する人に表示されます。Apple の例では、フランス語の掲載情報は、フランス語を使うユーザーと、フランス語には対応していても英語には対応していないストアフロントで表示されます。
  • その言語に対応しているすべてのストアフロントで、ローカライズしたキーワードによってアプリを見つけてもらえます。Apple の App Store のローカライズに関するリファレンスには、各ストアフロントが対応している言語が一覧になっています。たとえば米国のストアフロントは、スペイン語(メキシコ)、中国語、韓国語などにも対応しています。
  • 言語を追加すると、説明とキーワードを除いて、その言語のスクリーンショットなどの項目は、最初はプライマリ言語のものになります。ローカライズしたスクリーンショットをアップロードしなければ、その市場には元のスクリーンショットが表示されます。
  • 掲載情報の言語は、アプリの中の言語とは別のものです。アプリの中の言語は Xcode で追加します。

Apple によると、App Store は 175 の国と地域、50 の言語で利用できます(2026年10月時点、Apple のローカライズの概要)。

Google Play(Play Console)

Play Console ヘルプでは、アプリの翻訳とローカライズの方法が説明されており、ストアの掲載情報(タイトル、短い説明、詳細な説明)、ローカライズしたグラフィックアセット、アプリ内アイテム、アプリの文字列を扱っています。2026年10月時点では、自分で翻訳を追加する、サードパーティのベンダーによる有料の人手翻訳を Play Console から注文する、限られた言語について掲載テキストの機械翻訳オプションを使う、アプリの文字列の自動翻訳をオンにする、といった方法があります。Google は、自社の機械翻訳は人が確認していないと説明しています。

計画するうえで、次の 2 つの動作が重要です。

  • 翻訳したテキストを追加しても、ローカライズしたグラフィックを追加しなければ、Google Play にはデフォルト言語のグラフィックが表示されます。
  • ある言語を飛ばした場合、Google Play のユーザーは、掲載情報の自動翻訳を表示することを選べます。その際、自動で翻訳されたという通知が表示されます。

言語ではなく国ごとに異なる掲載情報を表示するには、Google はカスタムストア掲載情報を勧めています。

並べて比較

ローカライズする項目App StoreGoogle Play
アプリ名名前(30 文字まで)タイトル
短い紹介文サブタイトル短い説明
長い文章説明詳細な説明
検索用語キーワード欄キーワード専用の欄はない
スクリーンショット言語ごと。ない場合はプライマリ言語のスクリーンショットになるローカライズしたグラフィックアセット。ない場合はデフォルト言語のグラフィックになる
動画言語ごとのアプリプレビュープレビュー動画(YouTube のリンク)

最初にローカライズする言語の選び方

すでにある根拠から始めましょう。

  • 自社のアナリティクス:Apple は、ローカライズの効果が見込める市場を見つけるために、プロダクトページの表示回数、アプリのユニット数、売上、アクティブなデバイスを、地域でフィルタして確認することを勧めています。Play Console の統計は、国や地域、デバイスの言語で分けて見られます。
  • ユーザーの声:別の言語で書かれたレビューやサポートのメールは、直接的なシグナルです。
  • カテゴリとの相性:Apple は、市場ごとに、人がよく使うアプリの種類の好みが違うと述べています。投資する前に、その市場で自分のカテゴリがどうなっているかを確認しましょう。
  • 手間:アラビア語やヘブライ語のような右から左へ書く言語では、レイアウトの左右反転が必要で、中国語、日本語、韓国語、タイ語のような文字には、その文字を含むフォントが必要です。

まず 1 つか 2 つの言語から始め、結果を測定してから広げましょう。そうすれば、レビューとメンテナンスの作業を無理なく続けられます。

掲載テキストをローカライズする

逐語訳は正確でも、不自然に聞こえることがあります。目指すのはトランスクリエーションです。メッセージ、トーン、例を調整して、その市場のために書かれた文章のように読めるようにします。

  • 市場に向けて書く:メリットは保ちつつ、見出しや例は、自然に聞こえるよう翻訳者に言い換えてもらいます。
  • 言語ごとにキーワードを調べる:人は自分たちの言葉で検索します。その言葉は、こちらの言葉の直訳ではないことがよくあります。App Store では、キーワード欄の上限がバイト数で数えられるため、中国語、日本語、韓国語のように 1 文字あたりのバイト数が多い言語では、入る文字数が少なくなります。
  • 名前を統一する:アプリ名や機能名など、翻訳しない用語を決め、用語集を用意して、すべての言語でそろえます。Apple のガイドラインは、メタデータに、商標用語、人気アプリの名前、価格情報を詰め込むことも戒めています。
  • リリースノートもローカライズする:このバージョンの最新情報の文章では、重要な変更点を、どの言語でもわかりやすく説明します。

スクリーンショットをローカライズする

スクリーンショットには、マーケティング用のキャプション、アプリの UI、名前、価格、日付などのデモ用のコンテンツという、3 種類の文字が入ることがあります。ローカライズしたスクリーンショットがない場合、どちらのストアにも元の画像が表示されます。

用意する 3 つの方法

  1. デザインファイルから書き出し直す。スクリーンショットをデザインツールで作ったなら、言語ごとに各フレームを複製し、翻訳したキャプションを貼り付けて、レイアウトを調整します。元のファイルがあるなら、これが最良の方法です。
  2. 言語ごとにアプリを撮影する。デバイスやシミュレーターを対象の言語に切り替えて、UI そのものが翻訳された状態にしてから、撮影し直します。Xcode では、テストプランでテストを複数の言語で実行でき、Apple の Localization Screenshots 機能で、成功したテストからスクリーンショットを書き出せます。実際にローカライズされた UI を示す、最も正確な方法です。
  3. 書き出したスクリーンショットをその場で翻訳する。元のファイルがない場合や、キャプションだけが変わった場合は、画像の文字を翻訳できるツールが、キャプションと、見えている UI の文字を検出します。翻訳する行を選んで 35 の言語のいずれかに翻訳でき、デザインを保ったまま、訳文を元の位置に入れて画像を描き直します。価格、リンク、名前は、できるだけそのまま残されるため、市場によって通貨の金額を変える必要があるなら、翻訳したスクリーンショットで後から編集します。特に個性的な文字や細部の多い背景では結果にばらつきがあるため、各行を確認してください。

スクリーンショットの中の UI の文字を翻訳するのは、アプリがその言語に対応している場合だけにしてください。対応していない場合は、キャプションだけを翻訳して、UI はそのままにします(EditText.ai では、「すべての文字を翻訳」をオフにして、キャプションの行だけにチェックが入った状態にします)。そうすれば、スクリーンショットが、人が実際に手にするものを示したままになります。自分が所有している、または変更する許可を得ているアプリのスクリーンショットだけを編集し、アプリの機能について誰かに誤解を与えるようなスクリーンショットの改変は、決してしないでください。

翻訳前:ピンク色の背景に、習慣管理アプリを表示したスマホの上に、英語のキャプション Create Habits, Reach Your Goals が入った、App Store 風のスクリーンショット
翻訳後:キャプションが日本語になった同じスクリーンショット。スマホの中の習慣のリストは英語のまま

翻訳前と翻訳後:キャプションの行だけにチェックを入れたので、キャプションは日本語になり、アプリの UI は英語のままです。

手順

  1. すべての文字を洗い出す。各スクリーンショットの、キャプション、UI のラベル、デモ用のコンテンツをすべて一覧にします。
  2. キャプションには余裕を持たせる。W3C は、英語や中国語から翻訳した文字はたいてい長くなり、短いフレーズは 2 倍や 3 倍の長さになることもあると述べています(翻訳におけるテキストサイズについての W3C の解説)。キャプションは短くし、いちばん長くなる言語を先にレイアウトします。
  3. フォントと改行を確認する。ロシア語やウクライナ語のキリル文字を含め、必要なすべての文字を含むフォントを使います。中国語、日本語、タイ語は単語の間にスペースを入れないため、スペースで単純に折り返すことはできません。ネイティブスピーカーが区切る位置で改行します。これらの文字は、ラテン文字より行の高さが必要になることもあります。
  4. 現地の表記に合わせる。日付、時刻、通貨、数字の区切り、単位は、対象の市場に合わせます。日本語のスクリーンショットに米ドルを表示すべきではなく、ドイツ語のものに月が先頭の日付を表示すべきでもありません。
  5. 架空のデモデータを使う。Apple のガイドラインは、実在の人物のデータではなく架空のアカウント情報を求めているため、市場ごとに合った作り物の名前を使います。実際の名前やメールアドレスがキャプチャに入ってしまったときは、スクリーンショットの個人情報を隠す方法を見るか、スクリーンショットの文字を消すことで消します。
  6. 取りこぼしを直す。翻訳されていないボタンが 1 つ、つづりの間違った単語が 1 つあるだけでも目立ちます。デザインを作り直さずに、スクリーンショットの文字を編集して残ったラベルを置き換えたり、画像の誤字・脱字を修正したりできます。
  7. 仕様を確認する。各ストアが現在求めているピクセルサイズとファイル形式を確認します。たとえば、どちらのストアも、透過のないスクリーンショットを求めています。
  8. 実際の見え方でレビューする。アップロードする前に、ネイティブスピーカーに、できればスマホ上で、すべてのスクリーンショットを原寸で確認してもらいます。

カメラ翻訳アプリは、スクリーンショットに何と書いてあるかを確かめるのには便利ですが、作られるのは読むための重ね表示であって、ストアにそのまま出せる画像ではありません。その違いは、Google 翻訳で画像の文字を翻訳できる?で説明しています。

掲載情報を正確に保つ

ローカライズは、メッセージを調整する機会であって、約束を増やす機会ではありません。Apple の App Store 審査ガイドライン(セクション 2.3、正確なメタデータ)は、説明、スクリーンショット、プレビューが、アプリの中心的な体験を正確に反映し、新しいバージョンに合わせて最新の状態に保たれるべきだと述べています。このセクションには、次のような項目があります。

  • スクリーンショットは、タイトルのアート、ログイン画面、スプラッシュ画面だけでなく、アプリが使われている様子を示すべきです。文字のオーバーレイは認められています(2.3.3)。
  • アプリ名は 30 文字までに制限されており、キーワードはアプリを正確に表すものでなければなりません(2.3.7)。
  • 実在の人物のデータではなく、架空のアカウント情報を使います(2.3.9)。

Google のプレビューアセットのガイドラインも同様に、アプリ内の実際の体験を示し、キャッチフレーズやテキストのオーバーレイをローカライズしたスクリーンショットを求めています。実際には、ある機能がその市場で使えないなら、その市場のキャプションから外しておきましょう。

レビューと維持管理

  • ネイティブスピーカーによるレビュー:Apple は、機械翻訳はすべてネイティブスピーカーにテストしてもらうよう勧めています。レビューする人には、主要な用語の用語集と、各文字列がどこに表示されるかがわかるスクリーンショットなど、文脈を渡します。
  • UI が変わったらスクリーンショットを更新する:主言語でデザインを変更すると、ローカライズしたセットはすべて古くなります。
  • 市場ごとに結果を追跡する:App Store Connect の App Analytics も、Play Console の統計も、国や地域でフィルタできるため、ローカライズの前後で各市場の成績を比較できます。

アプリストアのローカライズのチェックリスト

  • アナリティクスとユーザーの要望をもとに、1 つか 2 つの言語を選ぶ。
  • アプリ名、サブタイトルまたは短い説明、説明文、リリースノートを調整する。
  • キーワードは翻訳せず、言語ごとに調べる。
  • そのまま残す名前や用語の用語集を用意する。
  • スクリーンショットのキャプションと、アプリが対応している言語なら UI もローカライズする。
  • 文字が収まっているか、フォントがすべての文字に対応しているか、改行が自然かを確認する。
  • 日付、通貨、単位を市場に合わせ、架空のデモデータを使う。
  • 掲載情報とすべてのスクリーンショットを、ネイティブスピーカーにレビューしてもらう。
  • サイズと形式を、各ストアの最新の仕様と照らして確認する。
  • UI が変わったらローカライズしたスクリーンショットを更新し、国ごとに結果を追跡する。

よくある間違い

  • スクリーンショットの UI が未翻訳のまま:アプリ自体はその言語に対応しているのに、翻訳されていません。
  • アプリが対応していない言語の UI を翻訳してしまう:間違った期待を与えてしまいます。
  • キャプションが切れたり、詰まったりする:翻訳で長くなったためです。
  • キーワードの直訳:現地の検索語を調べていません。
  • 別の地域の表記が残っている:スクリーンショットの通貨、日付の順序、単位などが違います。
  • 翻訳した文章の隣に、元の言語のスクリーンショットが表示される:ストアがデフォルトの画像に切り替えるためです。
  • 確認されていない機械翻訳:レビューなしで、そのまま公開されます。

すでにあるスクリーンショットをローカライズする

完成したスクリーンショットはあっても、編集できる元のファイルがない場合は、EditText.ai で App Store のスクリーンショットを翻訳できます。画像を 1 枚ずつアップロードし、言語と翻訳する行を選んで、描き直された PNG をダウンロードします。翻訳したスクリーンショット 1 枚につき、標準なら 1クレジット、高画質なら 2クレジットで、無料の標準編集 1 回分(透かしが入ります)で先に試せます。有料プランでは、スクリーンショットを 2K や 4K で翻訳することもでき、標準は 2 または 3クレジット、高画質は 5 または 7クレジットです。プランについては料金をご覧ください。

よくある質問

アプリストアのローカライズには何が含まれますか?

対象にする言語ごとの、掲載テキスト(アプリ名、サブタイトルまたは短い説明、キーワード、説明文、リリースノート)と、ビジュアルアセット(スクリーンショットとプレビュー動画)が含まれます。App Store Connect では、サポート URL、マーケティング URL、プライバシーポリシー URL もローカライズできます。アプリ自体の UI の翻訳は、コードの中で行う別のステップで、スクリーンショットは、アプリが実際に表示する内容と合っている必要があります。

App Store は何言語に対応していますか?

2026年10月時点で、Apple は、App Store が 175 の国と地域、50 の言語で利用できると説明しています。Apple の App Store のローカライズに関するリファレンスには、メタデータに使えるすべての言語とロケール、そして各ストアフロントが対応している言語が一覧になっています。Google Play は、ストア掲載情報の言語の一覧を、Play Console ヘルプで公開しています。

ローカライズしたスクリーンショットをアップロードしないとどうなりますか?

App Store では、新しい言語は最初はプライマリ言語のスクリーンショットになるため、その市場には元の画像が表示されます。Google Play では、翻訳したテキストを追加してもローカライズしたグラフィックアセットがなければ、デフォルト言語のグラフィックが表示されます。どちらの場合も、人は翻訳された説明を、別の言語のスクリーンショットの隣で読むことになります。

ストアの掲載情報に機械翻訳を使ってもよいですか?

最終版ではなく、最初の下書きとして使いましょう。Google は、Play Console の機械翻訳は人が確認していないと説明しており、Apple は、機械翻訳をネイティブスピーカーにテストしてもらうよう勧めています。役に立つなら機械翻訳の出力から始めて、そのあとネイティブスピーカーに言い回しを調整してもらい、キーワードを確認し、すべてのスクリーンショットをレビューしてもらいます。

どの言語から先にアプリをローカライズすべきですか?

データが示す言語から始めましょう。プロダクトページの表示やダウンロードはあるのにコンバージョンが弱い国や、ほかの言語でのレビューやサポートの問い合わせを探します。それを手間と比べて判断してください。右から左へ書く言語やラテン文字以外の文字には、追加のデザイン作業が必要になることがあるためです。まず 1 つか 2 つの言語から始め、結果を測定してから広げましょう。